わたしは香港株を取引するとき、香港にあるHSBC(HongKong Shanghai
Bank Corporation)を利用して、インターネットでオンライン・トレードしている。 HSBCの口座はもともとは、株式取引のために開設したわけではなく、香港旅行をしたとき、遊び半分で作ったものだ。 一時期、財テクブームがあったが、そのとき『小富豪のための香港金融案内
(海外投資を楽しむ会 / 東洋経済新報社 )』という本を読み、HSBCのPowerVantage(早い話が総合口座)という口座があることを知った。 香港は好きな都市なので、今後も旅行に行くだろうし、口座があってもいいか、と気軽な気持ちで作ってみることにしたのだ。 普通の口座と違って、現地で生活している人の紹介が必要だったり、手間がいろいろとかかったが、電話やオンラインで残高が確認できるので便利だった(当時、日本の銀行はまだ、三井住友銀行くらいしかインターネットバンキングをはじめていなかった)。 日本の銀行との送金もインターネットで可能だ。
はじめは香港株を取引することなど考えていなかったので、HSBCのホームページに”STOCK”のインデックスがあることすら気づかなかった。 そのうち、やたらに雑誌で香港株が取り上げられるようになって、書店に中国株や香港株の本が並びだし、ようやく香港株が注目されていることを知った次第である。 オンラインで香港株取引ができる日本の証券会社はいくつかあるが、取引に際してのオペレーションのしやすさ・情報入手の容易さ・情報そのものの豊富さといった点を考えるとHSBCとは比較にならない。 また、為替リスクを気にしなくてもいいし、手数料も安い(1取引あたり、HK$
100くらい、\1,300くらいか?)。 何よりそもそも銀行口座なので、購入・売却代金のやりとりがラクだ。 株式の売買代金は、普通預金口座から直接、出し入れできる。 しかし、よく考えてみれば、これはスゴイことである。 日本でいえば、三井住友銀行やみずほ銀行が、野村證券みたいに株式の売買業務を兼務しているわけだから・・・。
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